左カレイの右ヒラメ

またの名をひーさん記

『モモ』を読まない

個人的に勝手に決めた

「世界三大タイトルは知ってるけど内容はよく知らない本」がある.

 

すなわち,

「モモ」

ライ麦畑でつかまえて

赤毛のアン」 である.

 

というわけで,上記の作品を読まずにストーリーを妄想しようと思う.

(後日ちゃんと読んで答え合わせはする)



第一弾は児童文学の金字塔(読んでないのによく言えるな),

ミヒャエル・エンデ著「モモ」を読まない!

 

まぁ,第一弾からコンセプト無視で申し訳ないんですけど・・・.

なんとなくのキーワードだけは知ってたりするのよね,モモ.

 

モモが主人公なんでしょ?

なんか時間が盗まれるやつなんでしょ・・・?

ドイツあたりが舞台なんでしょ・・・?

 

探りさぐり.

 

知ってるキーワードを整理すると,

 

・主人公はモモ

・モモの周囲の時間が盗まれる(誰に,どうやっては知らないけど)

・舞台は多分ドイツ周辺.

 

上記3点.

 

あ,全然知らねぇや.

ここから妄想膨らませるの!?

無理くない!?それできてたら作家になってるよ!

 

以下.モモのあらすじ.(いけるのか!?)

 

時は1860年代.

ドイツの片田舎に住む10歳の少女モモ.

もうすぐギムナジウムに入学した大好きな3つ上の兄エドガーがクリスマス休暇で帰ってきます.

 

両親と共に兄を迎える準備を進めるモモ.

しかし,いつもは静かな村に暗雲が立ち込めます.

 

「みんな家に隠れて戸締りをしろ!!!」

 

なんと都会からこの村へ殺人鬼が逃げてきたのです.

 

怯える村の人々.

モモ一家も家に閉じこもって隠れます.

ただ一人を残して・・・.

 

そう.村が危険な状況になっているとは知らないエドガーが帰ってきたのです.

 

「うわぁーーーーー!やめろーーーーー!」

 

村中にエドガーの叫び声が響きます.

 

「お兄ちゃん!!!!」

思わず家を飛び出したモモの目に飛び込んできたのは,

殺人鬼に捕まったエドガーの姿でした.

 

「やめて!お兄ちゃんを離して!!!」

 

モモが叫んでも殺人鬼はにやりと笑うだけで,まったく動じません.

 

「くっ・・・・しょうがない」

モモはそうつぶやくと両手を高く天にかかげました.

 

すると村中を急な吹雪が襲います.

 

そうです.モモは雪を操る能力者だったのです.

 

「これでもくらいなさい!!!」

 

モモが手を振り下ろすと雪の塊が殺人鬼めがけて飛んでいきました.

 

「くっくっくっ.効かねぇな」

 

!?

モモが振り返るとそこには傷ひとつ負っていない殺人鬼の姿が・・・!

 

「くらえっ!」,「くらえっ!」,「くらえーーーーっ!」

何度やってもモモの攻撃は殺人鬼にあたりません.

 

「だめだ・・・やつの動きが速すぎて私の攻撃が届かない・・・」

 

絶望しそうになりながら,モモは渾身の力をこめて最大魔法を放ちます.

 

「これで,どうだーーーーーーーーーっ!」

 

その瞬間,殺人鬼の四方を囲むように巨大なつららが!

無数のつららに一瞬ひるんだ様子を見せる殺人鬼.

 

やったか・・・?

いや,やつは・・・・笑ってるだと!?

 

その瞬間砕け散るつらら.

現れる無傷の殺人鬼.

 

膝をついてくずれたモモは気づきます.

 

「違う・・・やつの速度がはやいんじゃない・・・」

「やつは時間を止めているんだわ・・・・!」



どうなるモモ!?

モモは兄エドガーを守れるのか!?

 

『モモの奇妙な冒険-時間泥棒編-』(つづく)



いろんな人に怒られるわ!!!